霞ヶ浦の美しい帆引き船
白いおおきな帆を上げて漁をしている霞ヶ浦の帆引き船の美しい姿を何かで見たことがあるでしょう。
霞ヶ浦は茨城県の利根川沿いにある日本で2番目に大きい湖です
図1帆引き船の優美な姿
明治から昭和にかけて霞ヶ浦では帆引き船を使ってシラウオやワカサギを採っていました。
1966年トロール漁が解禁され現在は動力船に変わりました。
現在は観光用に運行されています。
船は漁場に着くと止まり、帆を上げて風の力を受けて網を流して魚を捕ります。
図2帆引き船の仕組み
運良く風が吹いて帆が上がりました。
真っ白の膨らんだ帆が映え、青い空と湖面に沈む赤い太陽のコントラストを見ることが出来ます。
天気が良い絶好の観光日和と思っても風が吹かないと帆が上がりませんので漁は中止です。
かすみがうら市の乗り場より乗りました
図3帆引き船でぐるり一周動画
図4網の引き上げ
とれた魚は乗客に分けられていました。当日収穫は手のひら一杯のシラウオでした。
おおよそ2時間でした。
この漁法は旧霞ヶ浦町の折田良平氏によって考案されました。
家族のみで行う事ができるこの漁法は約100年間1966年まで行われ盛時には900艘もの漁船が操業しました。2018年に「霞ケ浦の帆引網漁の技術」は国選択無形民俗文化財に選ばれた。
観光船運行状況
霞ヶ浦湖周辺の市の3カ所から出港、
料金:概ね大人2000円子供1000円
開催日時:市により異なる(土又は日)
問い合わせ先:かすみがうら市029-897-1111: 行方市0291-32-7561 :土浦市029-824-2810
コメント