シニア街道を行く36、平塚市村井弦斎祭り

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第22回村井弦斎祭り

コロナのため延期されたが4年ぶりに第22回目弦斎祭りが神奈川県平塚市の主催により2023年9月22日村井弦斎公園で開かれました。

村井弦斎の住居跡 村井弦斎公園て毎年開かれる弦斎祭り

村井弦斎は明治大正時代に活躍したジャーナリスト、小説家で新聞の懸賞論文でえた賞金で渡米し、帰国後報知新聞編集長を経て多くのSF小説、啓蒙小説を発表した。

明治大正時代のベストセラー作家 村井弦斎 

明治大正時代に当世第一といわれた超人気作家であった。「食道楽」は四季の家庭料理の多数のレシピ、食育の大切さを紹介しつつラブロマンスが展開される啓蒙小説で、明治大正時代には徳富蘆花の「不如婦」と並んでよく読まれ、嫁入り道具の一つでもあった。発行部数は当時異例の10万部を超えたと言われています。

中公文庫 900円で発売中 630のレシピが掲載されている。

現在中公文庫で現代語訳が長女米子さん編訳で発売されている。日本初の女性登山家でもあり随筆作家でもある村井米子は長女。

「食道楽」で得た多額の印税でJR平塚駅南口に広大な土地を取得し畑、果樹園、温室、飼育棟を完備する広大な屋敷を建て40才から亡くなる迄23年間自然に囲まれ、生涯を過ごした。晩年は玄米食、断食、自然食、縦穴住居に暮らした。死後広大な土地の一部を河野一郎(政治家、河野太郎の祖父)小平浪平(日立創業者)に売却したが、現在一部は村井弦斎公園、弦斎通りとして市民に親しまれている。
一体は閑静な住宅街で周辺にはスイス、イタリア、フランス料理店があり文化の香が漂う。

砂地の中に松が配置され海岸近くの趣、周辺には西洋のレストランが散在している。

平塚名物 食道楽の味「弦斎カレーパン」は高久製パン(株)の社長が平塚市長より平塚名物造りを依頼され「食道楽」のレシピを再現して作ったもの。 北口駅前セブンイレブンで取り扱っている。

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